続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「ジャンクガレッジ」【東大宮】

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 ◎「まぜそば(玉子あり)大」八八〇円+「2豚増し」二〇〇円
 
 …昨日、遂に、到頭、四十二歳に成ってしまったが、何もする用事も無く、
  家で只管にダラダラと過ごし、晩は独り、ケンタッキーフライドチキン
  生牡蠣を摘みに一杯飲るも、其の後は炬燵で潰れ、相変わらずの駄目さ加減。
  酒を呑んだからと言って、若い男の唇や乳首は触らないが…。
  さて、土曜日からの四連休も、今日で三日目。
  既に、重苦しいサザエさん症候群に苛まれているのは当然の事だ。
  八時過ぎに起床し、風呂に入り、午前中は極めて自堕落に、非生産的に過ごす。
  今日も取り立てて用事も無く、昼御飯は如何しようかと思案する。
  今日こそは「ラーメン ひかり」で「野菜つけめんチャーシュー」にするか、
  将又、北本の「支那そば 心麺」で「白メンマの塩チャーシューメン」か、
  大蒜摂取で「ラーメンの店 どでん」にするか、「ジャンクガレッジ」か…。
  何れも決め手に欠けるが、比較的近場の此方で、「まぜそば」を啜ろう。
  十二月二日に訪店するも、改装中で敢え無く振られたので。
  「東大宮本店」は、実に、二〇一五年五月十一日以来、二年八ヶ月振り。
  足が遠退いてしまってたのには訳が有り、其れは、客の民度の低さからだ。
  「前向き駐車」と大きく貼り出されているにも拘わらず、其れを守らない、
  守れない客が殆どで、規則すら遵守出来ない彼奴等と同じ空気を吸いたくない。
  店に到着すれば、外観は看板が黄色から緑色に塗り直されている。
  何だ?小池百合子支持か?
  駐車場に入れば、居るわ居るわ、相変わらず、前向き駐車すら出来ない馬鹿が。
  日本語が読めないのか、規則を遵守しない不届き者か、将又、知恵遅れか…。
  僕は確りと、ちゃんと、正しく、前向き駐車で停めて店内へと向かう。
  直後に来た、遣る気ワクワクワークマンは勿論、規則なんか守りやしない。
  店内に入ると、券売機前には、下の毛も生え揃わない餓鬼を連れた三人組が、
  もたつき、間誤付き、僕の後続には件の遣る気ワクワクワークマン二人。
  やっと僕の番に成り、券売機で食券を購入する。
  若干の改定が有り、「まぜそば」は「玉子なし」と「玉子あり」に分かれ、
  前者は六八〇円、後者は七八〇円と成り、細分化されている。
  「まぜそば(玉子あり)大」と、豚増しはと言うと、「1豚増し」、
  「2豚増し」、「4豚増し」と分かれ、「2豚増し」の釦をポチっとな。
  冷水を汲み、カウンター席の空席にヨッコイショーイチし、食券を提示する。
  店長氏は、昨年、「大宮駅店」で店長をされていた方で、無料の乗せ物を訊かれ、
  「全増しで」と御願いし、出来上がりをヂッと待つ。
  助手氏は、以前からの中年女性で、大空遊平・かほりと同じ編成。
  改装で、出入口直ぐの辺りにテーブル席が設えられた様で、此れで益々、
  餓鬼連れ、糞アベックの温床と成り、回転率の悪化、不快感の増大が懸念される。
  さて、一〇分程で、店長氏より、目の前にドンと丼を差し出される。
  おおっ、新年早々、相変わらず暴力的で、盛り付けは比較的美しい。
  箸を手に取り、真ん中の温泉玉子を軸に、全体をざっくりと混ぜ合わせる。
  毎度乍ら、味が均一化しない様、斑で様々な味が味わえる様にだ。
  何だか、ぐちゃくちゃ、しっちゃかめっちゃかの様相が、何とも卑猥で嫌らしい。
  淫猥な蜜壺を指で撹拌し、くちゅくちゅと鄙猥な音を立てるかの様だ…。
  エロさが最高潮に達した所で、此れを手繰ろう。
  最初から入っている温泉玉子、鰹節、揚げ大蒜、揚げ玉葱、茹で野菜に加え、
  無料の乗せ物の「ニンニク」、「アブラ」、「チーズ」、「ベビースター」、
  「エビマヨ」、「辛味」が渾然一体と成り、丸で、酒池肉林の様だ。
  口内も目眩く淫楽の世界が広がり、怒濤の如く、不健康の塊が味覚を刺激する。
  初めの内は、「エビマヨ」の味わいが強めに感じられるが、徐々に、
  ズーチーも蕩け出して勢力を増し、「ベビースター」の食感も存在感を醸し出す。
  勿論、大蒜のパンチも、強くはないが、ガツっと効いて来る。
  「まぜそば」は秘伝の醤油タレに、要と成る旨味が凝縮されたスープを合わせ、
  麺と混ぜ合わせ、大蒜と黒胡椒の効いた濃厚な後引く味わいと言うのが売り。
  プースーは拳骨、鶏ガラ、背ガラ、モミジ、香味野菜を八時間丹念に炊き込み、
  旨味だけを凝縮し、ゼラチン質たっぷりのスープに背脂を投入する事で、
  凝縮されたスープにコクと旨味と甘みが加わり、麺との絡みが格段に増し、
  混ぜた瞬間に麺を離さない、パンチの効いたスープと言うのが謳い文句。
  麺は御馴染み、「ニッセーデリカ」の特注麺。
  強靭な腰を持つゴワゴワした極太麺は、強力粉オーションだけで打たれ、
  強い小麦の風味を持ち乍らも独特の食感を持ち、ジャンクなスープに負けない、
  強靭な歯応えと食べ応えが売りで、畝った縮れ麺はモチモチ感が強い。
  べっとりと、淫らなテレレが纏わり付き、いやはや、旨いの何の。
  此方の課題の豚はと言うと、増した分も含めて三枚。
  何れもテレレに浸して軟らかくしてから噛り付けば、気持ち、豚臭さが有り、
  此れが「ラーメン」だったら臭味が拡がるだろうが、「まぜそば」なので、
  より味の強いテレレの御蔭で抑えられ、赤身の部位はホロっと解れ、
  脂身の部位はプルンと蕩け、厚味も然程無いが、此れは十分に合格点だろう。
  食べ終える頃には汗だくで、今年初の此方の「まぜそば」に大満足で退店。
  おやおや、駐車場には揃いも揃ったり、僕の自動車以外、七台全てが規則違反。
  こう言う輩の所為で、全うな客が減っても、彼奴等は何とも感じないのだろう。
  もっと思慮深く生き、きちんと規則は遵守した方が良いと思いますよ。
  旨い物を食べに来て、不快な思いはしたくないので、再訪は無いかな…。