◎「特製背脂つけソバ(大)」一〇六〇円
…昨日からの三連休も中日。
来週からの新部署での仕事の事を考えると、心がゾミゾミして来る…。
務まるのか如何か、不安しか無く、考えると動悸がして来て、何だか最近は、
夜も一時間置きに起きたり、明け方に目が覚めたっ切り眠れなく成ったり、
心身の不調が起こり始め、つくづく、変化に脆弱な人間だと思う…。
今朝も、四時に目が覚めてしまったが最後、三時間半は眠れずに過ごし、
一時間程眠った後、八時半に何とか起き出す。
「*」の痛みは若干和らいで来たが、座るのは注意が必要だ。
午前中は「ぶらり途中下車の旅」を観て、極めて自堕落に過ごし、
来週からは仕事で一杯一杯で、週末は廃人の様に成るのは確実なので、
少し動ける内に、出掛けたい所に行こうと、不意に思い立って家を飛び出す。
我が心の師・大滝詠一師匠の「GO!GO!NIAGARA 大瀧詠一の世界
2018」が、瑞穂町郷土資料館「けやき館」で開催されており、
二〇一五年に引き続き、是非とも、熱狂者としては訪れない訳にはいかない。
予め、下調べをしておいた此方を目指す。
店舗から少し離れた専用駐車場は運良く空きが有り、駐車し、徒歩で向かう。
店頭には四名の待ちで、先に店内で食券を購入してから並ぶ様だ。
店内に入り、券売機と対峙し、此れ又、予習済みの「背脂つけソバ」で。
具の全部乗せの「特製」にし、更には、麺の量も「大」にしてしまう。
そんなんだから、肥大化が止まらないんだよ…。
食券を購入し、一旦外に出て、行列最後尾に接続する。
十五分弱、庇の下の日陰で待ち、案内され、カウンター席にヨッコイショーイチ。
女性店員氏に食券を手渡し、冷水を汲み、出来上がりをヂッと待つ。
奥の厨房は少ししか見えないが、恐らく、店主氏が一名で切り盛りし、
接客担当の女性店員氏の二人体制で、チェリッシュと同じ編成。
店内の内装は、旧き良き時代の亜米利加合衆国と言った感じで、
米軍基地の名残が有る、狭山、入間、福生周辺ならではと言った趣き。
そして、一〇分程でつけ麺が配膳される。
つけ汁にはびっしりと背脂が降り注ぎ、麺は櫛が通って梳かされていて美しい。
先ずは、麺の上の具を、つけ汁に移すが、味付け玉子が半熟過ぎて、
箸で持つと破裂しそうな程で、蓮華に乗せて移動せねば成らない程。
早速、麺を手繰り、つけ汁にドヴンと浸して啜る。
つけ汁は煮干しが効いた醤油味で、粘度は無く、サラッとした仕上がり。
宛ら、燕三条系の背脂煮干しラーメンを髣髴とさせる味わい。
仄かに酸味と辛味が感じられるが、出汁の味わいを害わない控え目さ。
背脂の甘味がほんのりと感じられ、濃厚民族には堪らない。
とは言え、最近は脂っこいのが駄目に成って来たが、其れ程の諄さは無い。
麺は大盛りで三五〇グラム程だろうか。
櫛の通った綺麗な麺は中太で、太過ぎないので、サラッとしたつけ汁に合う。
此のつけ汁ならば、細麺でも宜しいかとも思う。
確りと冷水で〆られ、ツルツルとした口当たりで、モチッとして秀逸だ。
喉の通りが良く、スルスルと入ってしまう。
つけ汁には小振りの叉焼の薄切り、麺麻、千切りの鳴門が入る。
別添えの叉焼はバラ肉の薄切りで、やや硬さが有り、蕩ける物ではない。
味付け玉子は案の定、半熟で、トロットロの軟らかさ。
最後はつけ汁をグイッと飲み干し、背脂を残らず摂取し、更に肥えてみる…。
~御負け~
瑞穂町郷土資料館「けやき館」。