続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「あぢとみ食堂」【川島】

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◆「あぢとみ食堂」【川島】

 ◎「スタミナタンメン」九〇〇円

 …唯一の生きる希望の週末の休日も、早くも最終日。
  昨晩は珍しく呑みに出掛け、帰りに「ジャンクガレッジ」で〆る黄金の道筋。
  乗り過ごす事も無く帰宅し、大蒜臭を充満させ、寝床で轟沈。
  然し、中途半端に呑んだ所為か、熟睡には至らず、何度も悪夢に魘される。
  どうせなら、記憶を喪失する程に呑まないと駄目な様だ…。
  今朝は八時過ぎにむっくり起き出し、風呂に入り、身を清める。
  午前中は極めて自堕落に、非生産的に過ごし、十一時過ぎに行動を開始。
  吉見町に野暮用がてら出掛け、序に昼御飯を済ませてしまおう。
  隣の川島町に移動し、流石に、超絶人気店「中華そば 四つ葉」に行く様な、
  そんな元気は皆無なので、比企郡の二番店の此方を目指す。
  二〇一五年七月四日以来、二年七ヶ月半振りに訪店すれば、結構な混雑。
  店内から風除室に亙り、十五、六人は待っているが、かと言って、
  此れから他を探して移動すると遅く成るので、仕方無く、待つ事にしよう。
  十二時半に到着し、十五分程で風除室から店内に昇格し、其処から更に待つ。
  店内は、独りで丼一杯を食べない餓鬼を連れた、幸せを装った家族連れが多く、
  其の所為で回転率が悪化し、癌に成っているのが明白だ。
  如何して、「幸楽苑」の様な、ゆっくりと啜れる店に行かないのだろうか。
  其れが不思議で仕方無い。
  恐らく、他人に迷惑を掛けても、自分さえ良ければ良いと言う主義なのだろう。
  又、店内のテレヴィヂョンでは五輪ピックが点いており、其れを観ぃ観ぃ、
  ラーメンを啜ると言う、食事に集中出来ない客が多いのも原因だ。
  自宅じゃないんだからね…。
  そんな非常識な輩に眉を顰めつつ、待つ間に発注を済ませる。
  前回は「つけタンメン」を頂いたが、すっかり、湯麺が人気の店に成った様で、
  普通の「正油細麺」や「つけめん」、限定らしき「和風まぜそば」も気に成るが、
  「パンチの効いたガッツリ味!」と言う貼り紙に打ちのめされ、
  「スタミナタンメン」を発注し、昨夜に続き、大蒜摂取と洒落込もう。
  そして、店着から三十五分後、漸くヨッコイショーチし、冷水を呷って待つ。
  更に、着席から十五分後、店着からは五〇分後に食事に在り付ける。
  出て来た、こんもりとした丼に一瞬怯む。
  大量の揚げ玉葱が塗されており、女中さんから「辣油を掛けて食べて下さい」と。
  然し、辛いのが駄目で、「*」が脆弱な僕には無理なので、其の儘で頂こう。
  先ずは蓮華を手に取り、プースーから啜ろう。
  基本の塩味の湯麺のプースーだが、大蒜は擂り卸したり、刻まれた物ではなく、
  粒の儘、欠片が投入されて煮込まれている様で、プースー自体、大蒜は薫る程度。
  塩味で、胡椒が効いてあっさりとしているが、コクが有り、旨味が凝縮している。
  勿論、揚げ玉葱の香ばしさは半端では無い。
  野菜炒めはと言うと、萌やし、甘藍、玉葱、人参、木耳、韮、豚バラ肉。
  此れを御数に、御飯を頬張りたい位、野菜炒めとしても秀逸だ。
  麺は太麺で、ツルツルとした加水率の高目の物で、舌触りは滑らか。
  此の麺を細麺にも変更出来る様だが、太麺の方が合うだろう。
  腰は然程感じられないが、スルスルっと入って行く喉越しの良さは心地好い。
  そして、何と言っても、大蒜が凄い。
  一体、何粒入っているのだろうと言う位に、ゴロゴロ入っている。
  もう、此の際だ。
  明日は仕事だが、大蒜臭を振り撒いたって良いじゃないか、駄目人間だもの。
  無駄に精を付ける方が優先だ。
  ホクホクとした大蒜は発汗作用もあり、汗だくで何度も汗を拭う。
  丸で、運動をしているかの様に汗が噴出し、蒸し風呂の中に居る様だ。
  汗達磨で食べ終えたら、直ぐ様、後続に席を明け渡し、長居は無用。
  其れにしても、耳を劈く様な餓鬼の高周波の喚き声は如何にか成らんかね。
  気でも触れたかの様に、前触れも無く突然、鼓膜を突き刺して来るので迷惑だ。