続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「ジャンクガレッジ 大宮駅前店」【大宮】

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 ◎「まぜそば(大盛)」八七〇円
 
 …昨晩。
  唯一の希望、救いでもある週末の休日はと言うと、何も用事が無ければ、
  寝間着の儘、日がな一日、食事と風呂と排泄以外は寝床で過ごすと言う、
  廃人、ルンペンの様な暮らしをしており、花粉症も有るので外出しない。
  然し、呑みに誘われたり、呑もうと言う話が纏まれば、話は別で、
  重たい腰をドッコイショと持ち上げ、何とか動き出して出掛けて行く。
  昨晩は久し振りに呑みに出、ホッピーをしこたま、と言うか、随分と弱くなり、
  抑え気味に呷り、又、夜更かしも弱くなったので、早目に解散。
  其の後は、大宮駅でぶらり途中下車の旅をし、〆て帰らないといけない。
  もう、御約束と言うか、義務感、使命感だ。
  花粉症の塩梅も芳しくないので、大蒜で消毒、解毒した方が良いだろうな。
  と言う訳で、毎度御馴染みの此方へ、二十二時過ぎに辿り着く。
  券売機前で集団が間誤付いている様で、店外に人間が溢れているが、
  待ちは五、六人で済みそうなので、已む無しと待とう。
  囂しい集団にストレスを感じつつ、食券を購入し、其の喧しい後ろに接続。
  程無くして、店員氏が食券を回収するが、件の集団の男は粗忽者なのか、
  其れと同時に「全増しで!」と告げ、店員氏に窘められる場面も…。
  其の数分後、無料の乗せ物を訊かれ、僕は「全増し、脂ダブルで」と発注。
  席も空き、ヨッコイショーイチし、出来上がりをヂッと待つ。
  左隣りの人間は、丸で犬が喰った後かの様に、汚く喰い散らかした儘で帰り、
  件の五月蠅い集団の連れと思しき男が、外からヅカヅカと入って来て、
  食事もしない癖に集団と話し込み、「早く帰ろう」と傍若無人の遣りたい放題。
  客でもないのだから、建造物侵入の強制退去で良いだろう。
  地元民としてはっきり言うが、大宮は民度が低い。
  こう言う輩を目にしたくないから、外に出なくなったと言うのも有るのだが…。
  冷水を呷りつつ、憤怒していると、気を鎮めるかの様に「まぜそば」登場。
  早速、中央の温泉玉子を中心に、ズーチーを含め、箸で嫌らしく撹拌する。
  くちゅくちゅ、ぴちゃぴちゃ、ぬっぷしぬっぷしと淫靡な音を立てつつ、
  全体が満遍無く均一化しない様、ざっくりと、大胆に掻き混ぜる。
  何と淫猥、卑猥で、暴力的な食べ物なのだろう。
  最初から入っている温泉玉子、鰹節、揚げ大蒜、揚げ玉葱、茹で野菜に加え、
  無料の乗せ物の「ニンニク」、「アブラ」、「チーズ」、「ベビースター」、
  「エビマヨ」、「辛味」が、丼の中でしっちゃかめっちゃかに縺れ合っている。
  序盤は「エビマヨ」の味わいが勝って来るが、ズーチーや玉子のコクも中々。
  「ベビースター」のカリポリした軽い歯触りも心地好く堪らない。
  「まぜそば」は秘伝の醤油タレに、要と成る旨味が凝縮されたスープを合わせ、
  麺と混ぜ合わせ、大蒜と黒胡椒の効いた濃厚な後引く味わいと言うのが売り。
  プースーは拳骨、鶏ガラ、背ガラ、モミジ、香味野菜を八時間丹念に炊き込み、
  旨味だけを凝縮し、ゼラチン質たっぷりのスープに背脂を投入する事で、
  凝縮されたスープにコクと旨味と甘みが加わり、麺との絡みが格段に増し、
  混ぜた瞬間に麺を離さない、パンチの効いたスープと言うのが謳い文句。
  ごろごろした背脂の塊も甘味を齎し、存在感を醸し出している。
  麺は御馴染み、「ニッセーデリカ」の特注麺。
  強靭な腰を持つゴワゴワした極太麺は、強力粉オーションだけで打たれ、
  強い小麦の風味を持ち乍らも独特の食感を持ち、ジャンクなスープに負けない、
  強靭な歯応えと食べ応えが売りで、畝りが効いた縮れ麺はモチモチ感が強い。
  丸で、学園祭の女王と呼ばれていた頃の千堂あきほのチリチリパーマネントの様。
  モソモソとした感じが、「浅草開化楼」の頃の物に比べたら劣るが御の字だ。
  豚は先ず先ずの及第点だが、全盛期の比ではなく、白茶けて豚臭さが気に成る。
  最後は、丼の底に残ったテレレも漏れ無く飲み干し、綺麗に台布巾で拭いて退店。
  立つ鳥跡を濁しちゃいかんし、其れが店への謝意でもあるので…。