続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「らーめん うさぎや」【寄居】

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◆「らーめん うさぎや」【寄居】

 ◎「うさぎつけ麺(大盛 350g)」一〇五〇円

 …愈愈、遂に、待ちに待った、今年一番の目玉の四連休。
  とは言え、何処かに泊まり掛けで出掛ける元気が有る筈も無く、
  大人しく、ヂッと過ごす事にしているので、其れは其れで良い。
  昨晩は家で少し呑んだ所為で、夜は熟睡が出来ず、夜中に何度も起き、
  熱帯夜で暑苦しかったが、ズリオロスパンチョスは何とか回避…。
  朝は八時半過ぎにのそのそと起き出し、今日は如何しようかと思案する。
  最近、何だか、旨いもつ煮が食べたいが、旨いもつ煮が作れる人は居ないし、
  旨いもつ煮を共感出来る人にも捨てられたし、独りで家でもつ煮祭りを催そう。
  栃木県の「もつ煮本舗 まるぶん」と、僕のもつ煮順位一、二位を争う、
  群馬県は「永井食堂」の売店富岡市に在るので、其処に買いに行こう。
  子持村の本店は大行列で、今と成っては食べる事は不可能な混雑なので…。
  国道二五四号線を川越市、川島町、東松山市嵐山町、小川町を抜け、
  正午に寄居町に入ったので、昼御飯は此処等で済ませてしまおう。
  大里郡で一番評価の高い此方に、念願の初訪店。
  店に着けば、先客一名の待ちだが、三分程で中に案内される。
  ヨッコイショーイチし、献立表を裏表、食い入る様に眺れば、
  拉麺、つけ麺、油蕎麦と一通り揃っており、基本の魚介系醤油ラーメンの他、
  焦がし醤油ラーメン、味噌ラーメン、ピリ辛ラーメンと味も豊富だ。
  熟考していると、後から、餓鬼二人を随えた父親が「三人です!」と言い乍ら、
  大声で入って来て、着席して暫くして、先に入った僕が発注を待っているのに、
  「注文御願いします!」と大声で言い放ち、店主氏に待つ様に諫められる。
  此方が先だとばかりに、店名を冠した具全部入りのつけ麺を大盛りで発注。
  其れにしても、餓鬼を連れた自分は偉いのだとばかりに、主張が強い人間、
  僕は、物凄く嫌いだ…。
  ラーメンを待つ間、並びでは件の馬鹿親子が「チッチのイチ」とか五月蠅い。
  此方は、手前の家の居間ではない! 
  喧しさに耐えつつ、一〇分程でつけ麺が配膳される。
  此れだけ具沢山だと、心丈夫で、気持ちが豊かに成った気がする。
  先ずは、麺の上に配された叉焼三枚、味付け玉子、麺麻をつけ汁に移動する。
  準備が整った所で、箸を持ち、いざ啜らん。
  つけ汁は醤油味で、一口目の印象としては甘味が結構強め。
  酸味は無く、魚介の味わいが確りと効いており、何方かと言うと淡麗系か。
  此れで酸味が加わっていたら、一気に「東池袋大勝軒」に寄って来るが。
  麺はやや茶色を帯び、中太程度の太さで、冷水で〆られている。
  三五〇瓦有ると言うので、遠慮せず、ヅヴァヅヴァと啜る事が出来る。
  もっちりとしつつも、ポキポキした腰の効いた物で、食感が心地好い。
  如何やら、「三河製麺」の物の様だな。
  具の叉焼はロース肉との事で、赤身の部位と脂身の部位がはっきりと分かれ、
  赤身は確りとした噛み応えだが、肉肉しい感じで、脂身はぷるんと軟らかい。
  乗せ物で「バラ炙りチャーシュー」と言うのも有り、大いに気に成るな。
  味付け玉子は黄身の半熟度合いが、実に正しい、正解の味付け玉子だ。
  麺麻も派手さは無いが、存在感を醸し出している。
  出腹を更に突き出しつつ、麺を平らげ、最後はつけ汁を飲み干し、
  良し、頑張って、富岡へと向かおう…。