続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「伝説のすた丼屋」【池袋】

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◆「伝説のすた丼屋」【池袋】

 ◎「鬼盛りすたみな唐揚げライス」七八〇円

 …木曜日。
  何の断りも無く、勝手に梅雨入りした様で参ってしまう。
  電話の一本も呉れれば良いものを…。
  蒸し暑く、ヂメッとした不快な季節が一ヶ月半も続くなんぞ有り得ない。
  生まれて四十二回目の梅雨だが、如何も慣れないな。
  祝日も無いし、良い事は何一つ無い…。
  さて、話は遡って一昨日。
  四日目とも成ると、既に疲弊し、襤褸雑巾の様な状態。
  もう一踏ん張りが効かない感じなので、ちったぁ、元気の出そうな物を頂こう。
  黄金週間明けからずっと、改装の為に休業していた此方。
  二月一日から、他の大多数の店舗では販売が開始されていたにも拘わらず、
  如何言う訳だか、「池袋店」は取り残された様に販売されていなかった、
  「伝説のすたみな唐揚げ」が遂に此方でも解禁されたので、味見に行こう。
  真っ黒な壁紙の地下へと続く階段が、今や白い明るい造りへと変わっており、
  店内に入れば、其処其処賑わっており、空席も僅かと成っている。
  券売機で件の食券を購入し、冷水を汲み、食券を手渡し、ヨッコイショーイチ。
  客層は若く、こんな腕白な物を食べる中年は居ないのだろうな…。
  後から続々と若手の月給取りが押し寄せ、「チーズすた丼」だの、
  「ガリバタすた丼」だの、こってりと濃厚な物を発注しており、
  もう、おぢさんには無理で、濃厚民族の称号は剥奪、返上だな…。
  さて、揚げ物なので、時間が掛かるのは覚悟していたが、入って来る客、
  誰も唐揚げを発注せず、何だろう、不人気なのかしら。
  一〇分強で、こんもりと山盛りの唐揚げが運ばれて来る。
  「ミニ鬼盛り」にして置けば良かったかなと、些か、後悔してみる。
  躊躇すると返り討ちに遭うので、四の五の考えず、先ずは頬張ろう。
  一個摘み、脇に添えられたマヨネーズを塗し、熱熱に噛り付く。
  カリッと香ばしく、シャオっと言う衣の音は、変な重たさが無い。
  店内ですた丼のタレ、即ち、秘伝の大蒜醤油ダレに漬け込んだと言い、
  思わず、ニヤッとしてしまう程、大蒜が効いていて、此れは良い。
  別皿で大蒜醤油ダレに甘味ととろみを足した感じの「特製タレ」が付くが、
  個人的には甘さが強いので、此れは使わず、其の儘で齧りたい。
  マヨネーズが有れば十分で、課金するのでもっと多量欲しい程。
  調べると、三〇円で「マヨネーズ」と言うのも有る様だ。
  唐揚げは二八〇瓦、八~九個も有るらしく、御数っ喰いではないので、
  少ない御数で御飯を多く食べるので、足りなくなってしまうと言う懸念が有る。
  御数が多くないと駄目な人も居る様だが、何時も御数が余ってしまう…。
  単品で「鬼盛りすたみな唐揚げ皿」も有るので、麦酒の摘みで頂くのも良いな。
  付け合わせの千切りキャベツには、卓上の橙色の仏蘭西風ドレッシングを。
  唐揚げで油塗れに成った口内を小ざっぱりとして呉れる。
  其れにしても、此の量は一寸多いかな、四十二の初期高齢者には。
  三個も有れば十分か…。
  次回は久し振りに、基本の「すたみなライス」を頂こうかしら。