続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「いきなり!ステーキ」【鉄道博物館(大成)】


 …昨晩は土曜日だからと言って、外で呑むと言う気分にも成らず、
  大人しく冷麦を啜り、軽く酒を呑み、潰れる事も無く、午前零時過ぎに寝床へ。
  とは言え、熟睡が出来る訳でもなく、夜中に何度も目が覚め、
  疲労した儘に朝を迎え、七時過ぎにとっとと起き出す。
  一瞬、自動車を走らせ、「山岡家」で朝からラーメンとも考えたが、
  そんなに身軽で、行動力が有る筈も無く諦め、午前中は極めて自堕落に、
  非生産的に、起きたり寝たりを繰り返し、あっと言う間に十三時前。
  既に重苦しいサザエさん症候群に蝕まれ、何をするにも億劫で怠い。
  然し、此の儘、週末の休日が閉幕するのは寂しく、もう一花咲かせたい。
  と言う訳で、昨日の肉に触発され、今日もクーニーを喰らってしまおう。
  肉を摘みに呑みたいので、歩いて此方へと、雨の中を態々出掛ける。
  元は「幸楽苑」だったが、「いきなり!ステーキ」の事業に加盟し、
  業態転換し、三月末に開店したので、視察も兼ねて…。
  然し、十三時十五分と言うのに、店外に行列が形成され、嫌気が差すが、
  歩きじゃ他に当ても無く、仕方無く、行列最後尾に接続して待つ。
  店内を含めると、ざっと十五、六人の待ちだろうか。
  十五分程ヂッと待ち、漸く席に通される…。

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 ◎「生ビール」五四〇円
 …此方は郊外店なので、幸せを装った家族連れ対応用か、立ち喰いではなく、
  きちんと椅子が有り、其の点ではゆっくりと食事が出来る仕様に成っている。
  「カット場」と呼ばれる肉の切り出し場で肉を発注した後、席に戻り、
  肉が焼き上がる前に、先ずはルービー発注。
  晩は呑めないので、昼間の内に呑んで置こうと言う寸法。
  量は少な目だが、日曜日の昼間っから呷る背徳な感じが好きだ。

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 ◎「トップリブステーキ(338g)」二六六四円+「ガーリックライス」二一六円
 …さて、麦酒を五分の四を呑んだ所で、紙製の前掛けをする様に促されると、
  ヂウヂウと音を立てた鉄板が配膳され、一気に肉の香りが充満する。
  三三八瓦も有るので、正に肉塊、丸で一枚岩のエアーズロックの様。
  二〇一五年十二月二〇日、今は無き、火事で焼けた「大宮東口店」で、
  初めて頂いた時は「US産アンガス牛サーロインステーキ」にしたが、
  今回は何と無くの気分で「トップリブステーキ」なる代物。
  リブロースヒレより前面に有り、頭部に近い肩ロースとサーロインの間に有り、
  ロース部分の中で最も肌理が細かく、霜降りに成り易い部位と言うが、
  其の中でも、一番美味しい部分が「トップリブ」と言い、期待が持てる。
  焼き加減は若焼きをお薦めされるが、言われなくてもこちとら若焼き好きだ。
  さて、卓上の魔法瓶に入ったテレレをドヴァっとぶっ掛ければ、ヂウヂウと、
  一層音が激しく成り、濛々と湯気が立ち上り、橘家圓蔵師なら眼鏡が曇る。
  肉切りと肉刺しを不器用に駆使して切り分け、いざ頂こう。
  恰も、亜米利加合衆国の映画か何かの様に、荒々しく肉に喰らい付く。
  「ステーキ 宮」の「てっぱんステーキ」の様な、程好い噛み応えを持ちつつ、
  粘膜質の肉襞、肉壁に滲み出した蜜を味わう様な感じではなく、只管に豪快。
  炭火の薫りが肉に移っているので、独特の風味が有り、個人的には苦手か。
  香ばしいのは良いのだが、ビフテキに関しては炭火ではない方が好み。
  肉質は噛み応え、食べ応え共に十分で、一心不乱に喰らい付くには良かろう。
  麦酒の御替わりもし、肉と一緒に大蒜飯を頬張る。
  「ガーリックライス」は量が少なく、炒飯の様な感じなので、個人的には、
  白米に卓上の塩化鈉を振り掛けて頂く方が、肉の旨さが堪能出来る気がする。
  週末最後の娯楽に肉を喰らって帰宅し、プクマンでルーネーの駄目人間。
  痩せる気は無い…。