続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「中華そば 一楽」【小山】

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◆「中華そば 一楽」【小山】

 ◎「煮干中華そば」七八〇円+「一楽のせ」二二〇円+「餃子(3個)」二五〇円

 …昨日。
  折角、生きる希望である週末の休日を迎えても、如何せん、此の暑さじゃ、
  生きる希望を剥ぎ取られ、生命の危険すら感じ、生きた心地がしない。
  心身に不調を来たしそうで、もう、汗を掻く事に疲れた…。
  朝から酷暑だが、汗だくで早起きして、先週受けた人体実験、もとい、
  冠状動脈の精密検査の結果を聞きに、愉しくも何とも無いがホスピタる。
  九時の予約だが、四十五分も待たされ、予約の意味が無いじゃんと思いつつ、
  冠状動脈のコンピューター断層撮影を見せられ、詰まっている箇所は無く、
  狭心症の疑いは無いと言われ、二年前同様、様子見しろと…。
  じゃあ一体、あの翻筋斗打つ程の締め付けられる痛みの原因は何なのか。
  不整脈は有るし、心の臓の違和感は有るし、如何すりゃ良いのかね…。
  ホスピタった後は、食糧の買い出しを済ませ、帰って引き籠ろうと思うも、
  週に一度は自動車を走らせないと具合が宜しくないので、急遽、遠出しよう。
  先週の「永井食堂」のもつ煮と双璧を為す、「もつ煮本舗 まるぶん」で、
  もつ煮を買って帰り、招待客の居ないもつ煮晩餐会を催そうと試みる。
  東京環状、さいたま栗橋線、国道四号線を駆使し、自治医大を目指す。
  と、其の前に、昼御飯は目星を付けてあり、其の昔、仕事で栃木県担当時分、
  何度か御邪魔した事の有る、あっさり系だが秀逸な此方にしてみる。
  一〇年近く前の記憶だが、「支那そば 心麺」の様に麗しかったと思うので…。
  十三時過ぎに到着し、駐車場に停め、店内に入れば、空席が有り一安心。
  食券制ではないので、ヨッコイショーイチし、メニューを眺める。
  昔は「塩ラーメン」や「醤油ラーメン」を頂いた様な記憶が有るが、
  「煮干中華そば」と言うのを見付け、具全部乗せの「一楽のせ」で発注し、
  勢いで「餃子(3個)」も御願いすると言う駄目さ加減。
  最早、痩せる気は無いね…。
  一部の冷房が故障しているらしい中、やや暑いがヂッと待つ。
  厨房内は御店主と、二人の熟女の三人体制。
  宛ら、御店主は両手にドライフラワーと言った感じか。
  不穏当な発言が御座いました事、心より謝罪致します…。
  二〇分弱で、銀の盆に乗せられてラーメンの御出座し。
  紫玉葱が鮮やかで、微かに煮干しの薫りが湯気と一緒に立ち上る。
  先ずは蓮華を手に取り、プースーから啜ろう。
  煮干しと言えど、セメント汁の様な感じではなく、清湯スープの淡麗系。
  ガツンと来ると言うより、じんわりと旨味が浮かび上がって来るが、
  決して出汁が弱いなんて事は無く、確りと、ヴィンヴィン伝わって来る。
  醤油ダレの切れも有り、煮干し出汁の苦味と相俟って、引き締まった全体像。
  麺はと言うと、店内奥の製麺室で打たれたと思しき自家製麺
  中細の真っ直ぐな麺で、断面は長方形で角張っており、バツっと千切れる食感。
  腰も効いているが、しなやかさも併せ持ち、喉越しが心地好い。
  具の叉焼は、「一楽のせ」にしたので二種類入る。
  バラ肉の、豚の角煮の様な叉焼は、脂身のぷるるんとした旨さを堪能出来、
  肩ロースは赤身のむっちりとした肉肉しい弾力が愉しめる。
  「支那そば 心麺」のほろんとろん食感には及ばないが、此れは此れで良い。
  味付け玉子は黄身がぴゅっと飛び出そうで、ねっとりと濃厚で絶品。
  麺麻は太目でシャキシャキと軟らかく、石蓴海苔は風味が良くて好きだ。
  さて、餃子も頂いてみよう。
  酢胡椒に辣油を投入して頂けば、中から肉汁が溢れ出して大変だ。
  大きさも有り、皮がもっちりとして旨く、餡は大蒜は控え目。
  個人的に、餃子の旨さは皮だと思っているので、此れは好きな餃子だ。
  麦酒を呑みたくなってしまう。
  汗だくで何とか平らげ、此の後はもつ煮を購入しに行くポンコツおぢさん…。