続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「支那そば 横浜タンメン 阿波家」【総和】

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 ◎「塩ラーメン」六五〇円+「チャーシュウ(1枚)」一五〇円*二枚+
  「煮玉子」一〇〇円+「半チャーハン」三五〇円

 …昨日は独り、日本の夏を感じ、緑に癒されに秩父の山奥に出掛ける。
  帰りは名栗村、飯能の山間を抜け、入間、狭山、川越を通って帰宅。
  晩は家で大人しく、刺身を摘みに一杯飲り、上尾の花火を見たり見なかったり。
  今朝は八時半過ぎに起き出し、朝から暑さにげんなり…。
  今週は耳下腺炎を患う事も無く、只、暑さにのみ遣られる。
  家に居ても暑いだけなので、自動車を走らせて涼もう。
  僕の数少ない趣味の一つである「ケータイ国盗り合戦」の「夏の陣」も始まり、
  埼玉県の残る「将玉泉」の「三県境」を攻略しに行こうと出掛ける。
  と、其の前に、昼御飯も一緒に済ませてしまおうと言う寸法だ。
  古河市内で有力候補を絞り、一番人気の「麺堂 稲葉」は混雑必至なので却下。
  此のとち狂った暑さの中を待つ程、馬鹿ではない。
  二番人気で、かの「地鶏ラーメン研究会」の暖簾分け店の此方に決定する。
  今は無き、菖蒲町に在った「中華そば めんじゃらけ」も其の系統で、
  塩ラーメンと、ホロトロの肩ロースの叉焼を味わいたくなり、現場に急行する。
  古河市の外れ、旧・総和町に位置し、十二時半過ぎに到着。
  店内に入り、席にヨッコイショーイチし、献立表をじっくりと眺める。
  予習して来た通り、「塩ラーメン」に「チャーシュウ」を二枚追加し、
  地鶏ならば玉子も旨かろうと「煮玉子」も加え、更には「半チャーハン」…。
  もう、痩せられないので、好きな物を好きなだけ頂こうと決める。
  発注を済ませ、冷水を呷り、出来上がりをヂッと待つ。
  厨房内の御店主が徐に調理を開始し、否が応でも期待が高まる。
  そして、一〇分程で炒飯も一緒に配膳されるとは、何時の間に!と言う早業。
  プースーは澄み切って清らかで、黄金色に煌めいている。
  先ずは蓮華を手に取り、其のプースーから啜ろう。
  本家の「地鶏ラーメン研究会」同様、宮崎地鶏「地頭鶏」を使用しているのか、
  鶏清湯は兎に角、すっきりしているのだが、溢れ出る滋味が凄い。
  あっさりしているだけの陳腐な物とは訳が違い、旨味とコクが迸っている。
  じんわりと旨味が浮かび上がり、鶏油のコクと、貝の様な風味も仄かに有る。
  立て続けに何口も啜ってしまい、滋養が五臓六腑に染み渡る。
  「地鶏ラーメン研究会」で使用する所の塩ダレ、「白タレ錦海」は特許らしく、
  魚類(鰯、鯖、鮪、鯛)等との削り節と貝類(牡蠣、帆立)、
  シーリ貝の成貝の天日干しを赤葡萄酒、日本酒、水、一〇〇パーセント
  林檎ジュースを各二十五パーセント等分で作った調味水を約三〇分煮詰め、
  黒砂糖及び粉末根昆布、沖縄産天日塩を加え、更に一二〇分弱火で加熱処理、
  と言うのが特徴の様で、特許出願書にも記載されている。
  麺はと言うと、此れ又、噛むとバツっと千切れる歯切れの良さ。
  加水率は中程度で、ツルツルし過ぎず、粉の風合いが感じられる。
  麺もさっぱりし過ぎると物足りないが、確りと存在感が有り、啜り心地も良い。
  そして、二枚を課金して追加した、肩ロース肉の叉焼を頂こう。
  赤身の部位は適度な噛み応えで、キュッと噛み締めたくなる食感だが、
  軟らかさも併せ持ち、味付けも確りとしており、肉の旨味が凝縮している。
  脂身はとろっとろに蕩け、箸でも持ち上げるのは困難な程。
  此の叉焼を頂く為に、態々、遥々遣って来たと言って良い。
  「おつまみチャーシュウ」六〇〇円と言うのが有り、此れは酒の当てにしたい。
  駅から近かったら通いたいが無理なので、「ノンアルコールビール」でも良い。
  「煮玉子」はと言うと、箸で持った瞬間、此れは当たりだと確信する。
  ぷるぷるの半熟加減なのが分かり、噛り付けば、黄身がどぴゅっと飛び出そう。
  玉子は人を幸せにして呉れる、手軽な食材であると言って良かろう。
  具は他に穂先麺麻、鳴門、海苔、葱。
  一方の「半チャーハン」は、此れ又、正しい、理想形の炒飯。
  町中華の定番の炒飯を思わせる味で、具は刻み叉焼、萌やし、玉子。
  炒飯を掻っ込み、プースーで流し込むと言う流れが秀逸。
  些か、食べ過ぎたかしら…。

~御負け~
埼玉県、栃木県、群馬県の三県境。
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