…昨晩。
土曜日からの五連休も、早くも中日、三日目。
全く以って、何の予定、用事も無いので、無駄に自動車を走らせるか、
家で昼寝をするか、其の程度しか無く、何とも非生産的、自堕落極まりない。
尤も、何処に行っても混んでいるし、何処に行っても暑いので、
車内か室内に居るのが一番ではある…。
夏季休暇、せめてもの山場を作ろうと、晩は奮発して焼肉を頂こう。
昨年五月十三日以来、一年三ヶ月振りに、此方で牛舌を堪能しに出掛ければ、
二〇時に到着すると生憎の満席で、二〇時半に空く予定と言うので、
ビックキャメラで時間を潰し、空いたら電話を貰い、再度、突撃する…。
◎「アサヒスーパードライ」四二一円+「突き出し肉寿司」三七八円*二個
…三〇分も御預けを喰らったので、汗が噴き出し、喉も乾き切っている。
先ずは麦酒を発注し、喉湿しをしないといけない。
川越の地麦酒「COEDO」を薦められるも、矢張り、普通の麦酒が良い。
銘柄に何の拘りも無く、味の違いも然して分からないが、此方は朝日。
グイッと呷れば、本物の麦酒は格別で、苦味の効いた辛口が心地好い。
御通しは、新たに献立表に加わった肉寿司との事。
僅かに火を入れた越後牛に、テレレ、山葵、芽葱、白胡麻があしらわれる。
寿司は魚に限るが、此れは此れで贅沢な一品だ。
◎「牛タン塩」一五九八円
…クーニーを発注するが、何と、御目当ての「厚切りとろタン」が品切れと言い、
其れに伴い、「牛タン盛り合わせ」も提供出来ないと言う。
運が無いとは気付いていたが、本格的にツイてないね、ノッてないね…。
仕方無くと言っては何だが、普通の「牛タン塩」を発注。
此方の自慢である此方は、高品質な生舌を丁寧に質の良い部分だけ切り、
肉厚で軟らかいのが売りで、厚味は五、六粍は有り、食べ出も十分。
製造過程で一度も冷凍していない生舌の素材を活かした切り方、調理法との事で、
さっくりと噛み切れ、噛むと蕩ける軟らかさで、馬鹿みたいに旨い。
連鎖店の様な、薄っぺらい、護謨の様な牛舌とは訳が違う。
◎「トマトナムル」五一八円
…さっぱりした物も頂こうと、献立表に有った此れを発注。
蕃茄の朝鮮風和え物とは珍しく、一体、どんな感じなのだろう。
香草、橄欖油で和えたと言うが、うん、冷やし蕃茄だね…。
「ナムル」と言い張るには無理が有るが、自宅でも作れるな。
◎「和牛ハラミ」一五九八円
…焼肉に於いて、絶対に欠かせないのが腹身。
カルビは無くても良いが、腹身が無いのは厳しい。
献立表改定前は「信州和牛ハラミステーキ 」だったが、現在はと言うと、
「和牛ハラミ」と名前を変え、形状も、デロンとした一枚肉を鋏で切る形から、
ぶつ切りのゴロゴロした物へと変わっている。
肉肉しい乍らも、程好い軟らかさが有り、若焼きで頂けば旨い。
其方の方が遥かに旨く、費用対効果は抜群か。
◎「越後牛6種盛り合わせ」三二一八円*二人前
…さて、献立表の改定で、新潟県の銘柄牛「越後牛」を取り扱う様に成った模様。
軟らかい肉質と赤身の程好い黒毛和牛で、部位に依り、食感や香りが違い、
其れを存分に堪能出来る、六種類の食べ比べが有ると言うので発注。
旅行に行く訳でもないし、今夏の思い出作りと思えば安かろう…。
先ずは「ランプ」。
腰から尻に掛けての部位で、赤身のさっぱりした味わい。
火を入れ過ぎるとパサつくので、表面だけ炙れば十分で、塩で頂く。
「カイノミ」はカルビの中で一番背中に寄りの部位で、最もヒレに近く、
バラ肉だけど、ヒレの赤身の旨さや軟らかさを兼ね備えている。
あっさり目のカルビと言った感じか。
「ササミ」は腹の部分、「ともバラ」の一部で、希少部位とされており、
笹の葉に形が似ていることから、「笹身」と呼ばれているらしい。
繊維質な赤身と霜降りの多さが特徴で、引き締まった肉の食感と、
適度な脂を味わえるのが売りで、当然乍ら、鶏の笹身の様にあっさりではない。
「上ロース」は、此方では「3秒焼きロース」と言うのが有る程で、
火を入れ過ぎず、サッと炙って頂けば、思ったよりも脂が乗っている。
「ヒレ」は牛肉の中で最も軟らかい部位だけあり、しっとりとして、
吃驚する程の軟らかさで、塩で頂けば、さっぱりなのに旨味が強く、
思わず白米を発注し、頬張ってしまう。
◎「白菜キムチ」五一八円
…箸休めに朝鮮漬けを発注。
テレレが多目で、辛過ぎず、甘過ぎず。
御飯が御飯がススムさん。
◎「ニンニクホイル焼き」六二六円
…昼間に「ジャンクガレッジ」の「まぜそば」で大蒜補充をしたが、
其れだけでは飽き足らず、此方でも確りと、ガッツリと充填して置く。
以前は橄欖油でグツグツ蒸していたが、今回は醤油ダレも加わっている。
火の通った丸の儘の大蒜はホクホクして旨く、無駄に精を付けてしまう。