続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「ジャンクガレッジ 越生店」【武州唐沢】

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 ◎「まぜそば 玉子あり(大盛)」八八〇円
 
 …土曜日からの五連休も、今日で四日目、到頭、終焉を迎えようとしている。
  日に日に吐き気、嘔吐きが酷く成り、心がぞみぞみして来る。
  サザエさん症候群が重症で、何だか眩暈がしそう…。
  残された時間を有効的に、心健やかに、穏やかに過ごせる様に考える。
  矢張り、長野県の血が半分入っており、盆時期は上田の祖父母の元に帰省し、
  田園風景、墓参り、蜩の声、遠くから聞こえて来る隣村の盆ダンスの音…、
  山の夏の風情に親しみが有るので、自然と山間へと心が惹き付けられる。
  と言う訳で、数少ない趣味の「ケータイ国盗り合戦」の「鷹狩り」に於ける、
  埼玉県西部地方の未攻略である「鎌北湖」他を盗りに無駄に自動車を走らせる。
  東京環状、県道十五号川越日高線、県道三〇号飯能寄居線等を駆使し、
  鎌北湖に向かい、地味な農業用貯水池を見た後、次に向かう前に昼御飯。
  盆時期で何処も彼処も休業日なので、連鎖店でないと無理と判断。
  と成れば、今年四月三〇日に新規開店した此方に初訪店。
  昨日、「北浦和店」に御邪魔したばかりだが、其れは其れ、此れは此れ…。
  到着し、店内に入れば、案の定、空席が有る。
  券売機で食券を購入し、冷水を汲み、カウンター席にヨッコイショーイチ。
  食券を提示し、無料の乗せ物を訊かれ、「全増し、脂ダブルで」と御願いする。
  厨房内は珍しく、女性二人体制で、若井小づえ・みどりと同じ編成。
  冷水を呷っていると、続々と客が訪れ、あっと言う間に店内に待ちが発生。
  昨日もそうだが、数分違いで事無きを得て、そう言う面では幸運か。
  然し、如何して越生に新規開店したのか、出店戦略が丸で分からない。
  言っちゃ何だが、混ぜ蕎麦が一体何なのか、「トッピング」さえも分からない、
  此の手の食べ物とは対極にある田舎の御爺さんが来たりで、店員氏は全てを、
  一々噛み砕いて説明しており、常連客獲得、作業効率の面では不利と思うが。
  高齢化社会を敢えて狙っての出店なのだろうか…。
  さて、一〇分程で出来上がって配膳され、手元へと下ろす。
  女性が拵えただけあり、盛り付けが丁寧、綺麗で、此れから此の盛り付けを、
  撹拌と言う名の下に、ぐちゃぐちゃに破壊して行くのかと思うと快楽的だ…。
  最初から入っている温泉玉子、鰹節、揚げ大蒜、揚げ玉葱、茹で野菜に加え、
  無料の乗せ物の「ニンニク」、「アブラ」、「チーズ」、「ベビースター」、
  「エビマヨ」、「辛味」をざっくりと混ぜ合わせ、豚は麺の下へと潜らせる。
  麺の熱で軟らかさを取り戻そうと言う寸法だ。
  ぴちゃぴちゃ、くちゅくちゅ、にちゃにちゃと、淫靡な音を響かせ乍ら、
  一緒くた、ごちゃ混ぜに成り、原形を留めない程に見た目を変えて行く。
  相変わらず、序盤は「エビマヨ」の味わいが目立っているが、徐々に、
  ズーチーのコクや、鰹節の和風な味わい、大蒜の刺激、脂のこってり感が分かり、
  ベビースターのカリポリした食感が、此の「まぜそば」の良さを感じさせる。
  「まぜそば」は秘伝の醤油タレに、要と成る旨味が凝縮されたスープを合わせ、
  麺と混ぜ合わせ、大蒜と黒胡椒の効いた濃厚な後引く味わいと言うのが売り。
  プースーは拳骨、鶏ガラ、背ガラ、モミジ、香味野菜を八時間丹念に炊き込み、
  旨味だけを凝縮し、ゼラチン質たっぷりのスープに背脂を投入する事で、
  凝縮されたスープにコクと旨味と甘みが加わり、麺との絡みが格段に増し、
  混ぜた瞬間に麺を離さない、パンチの効いたスープと言うのが謳い文句。
  麺は御馴染み、「ニッセーデリカ」の特注麺。
  強靭な腰を持つゴワゴワした極太麺は、強力粉オーションだけで打たれ、
  強い小麦の風味を持ち乍らも独特の食感を持ち、ジャンクなスープに負けない、
  強靭な歯応えと食べ応えが売りで、畝りが効いた縮れ麺はモチモチ感が強い。
  二日連続だが、全く以って飽きの来ない旨さで、「倍盛」でも行けそうだ。
  豚が珍しく秀逸で、肉の繊維がふさふさに毛羽立ち、ホロっと解れる軟らかさ。
  一体、何が如何成ったのかと疑いたくなる程、久し振りの当たり。
  意外と言っては失礼だが、大満足で次なる鳩山町へと向かう駄目おぢさん…。
 
~御負け~
農業用貯水池の鎌北湖。
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灌漑用の溜池の円良田湖。
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