続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「TRITON PIZZA」【日進】


 …昨晩。
  昨日は十四時半から動き出し、数少ない趣味である「ケータイ国盗り合戦」、
  「夏の陣」の東京都の「将泉玉」の「大國魂神社」を攻略しに出掛ける。
  多摩地区御馴染みの激しい慢性渋滞に巻き込まれ、十九時半に舞い戻る。
  元々、晩は呑みに出る予定だったが取り止めた為、代わりに呑みに出よう。
  普段、ザーピーは店屋物の出前だが、今回は外で頂こうと、
  二〇一六年九月一〇日以来、一年十一ヶ月振りの此方へ。

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 ◎「アサヒスーパードライ生ビール」五四〇円
 …ヨッコイショーイチし、先ずは、運転疲れを癒すルービーを発注。
  珍しく、二晩連続で外で呑むなんぞ、最近では有り得ない事だ。
  前回迄は一杯四二一円だったが、値上げした様だ。
  グイッと呷れば、苦味の効いたプリン体が喉を駆け抜けて行く。

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 ◎「イタリア産熟成すりたて生ハムにパルミジャーノレッジャーノスライスを
   添えて」一〇八〇円
 …此方で酒の摘みと言えば、此れに限る。
  最初に訪れた際は、「14ヵ月以上熟成サンダニエレ産生ハムにパルミジャーノ
  レジャーノスライスを添えて」と言う名称で、二〇一六年八月七日は、
  「18ヶ月以上熟成パルマ産生ハム&チーズ」と言う名称へと変わり、前回は、
  「18ヶ月以上熟成パルマ産生ハムにパルミジャーノレジャーノスライスを
  添えて」と成り、「イタリア産熟成すりたて生ハムにパルミジャーノ
  レッジャーノスライスを添えて」と出世魚の様で、価格も徐々に上がっている。
  注文が入ってから切り出している様で、生ハムはしっとりと、口当たりが良い。
  塩気、風味も格別で、ズーチーとの組み合わせは絶品としか言い様が無い。
  其のズーチーは、大好きなパルミジャーノレッジャーノ。
  伊太利亜は巴馬産のズーチーで、超硬質なので、モソモソした感じだが、
  風味が最高で、生ハム、橄欖油と相俟って、悶絶しそうな旨さ。

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 ◎「疲労回復!野菜の自家製ピクルス」四三二円
 …箸休めに、小ざっぱりとした物も良いだろう。
  おぢさん、弱った事に、疲労が全く以って回復しないのだよ。
  常に、疲労の上塗りの様な感じで、ポンコツっぷりが甚だしい。
  酢漬けは胡瓜、蕪、人参、茗荷、赤甘唐辛子。
  強烈な酸味ではなく、円やかで角の取れた嫌味の無い酸っぱさが心地好い。

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 ◎「マルゲリータロマーナ(アンチョビ、オレガノ)」一三五〇円
  +「ニンニク」一〇八円
 …さて、ザーピーはと言うと、ゲリマルが良い。
  普通の「マルゲリータ」でも十分に旨いのだが、前回、気紛れで、
  片口鰯の塩蔵油漬品が乗った此れを発注した所、塩気が良かったので、
  今回も此れにし、滋養強壮を欲し、大蒜を追加してしまう。
  伊太利亜から運んだと言うピザ窯で、薪のみを使用し、四五〇度以上の熱で、
  一気に焼き上げると言い、材料も伊太利亜産に拘り、伊太利亜産小麦と、
  カプート社ピサ用強力粉「サッコロッソ・ティーポ‵❝00❞」と言う物を使用。
  塩、チーズ、蕃茄のテレレも伊太利亜産だと言う。
  此れを頂けば、「チョイ悪オヤヂ」に成った気分。
  僕の場合、身体の具合がチョイ悪オヤヂだが…。
  馬鹿は兎も角、生地はカリッと香ばしくも、モッチリとした粘性が絶妙で、
  仄かな塩気が心地好く、生地、テレレ、ズーチーの組み合わせは絶品。
  蕃茄の赤、モッツァレラチーズの白、目箒の緑が伊太利亜の国旗の色だと、
  ウンベルト一世の妃、マルゲリータが好んで食べたと言うが、
  太って真ん丸の下痢気味のおぢさんだって好んで頂くわな。
  今回は其処に薄切りの大蒜の刺激が加わり、此れ又、絶妙だ。

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 ◎「クアトロフォルマッジ(ゴルゴンゾーラ、リコッタチーズ)」一七二八円
 …飲み物は赤葡萄酒に替え、続いてのザーピーを発注。
  此方で初めて頂いて衝撃を受けた、四種類のズーチーのザーピー。
  ズーチーは他に、モッツァレラ、グラナパダーノを使用しているのだろうが、
  立ち上る薫りが何とも良く、青黴のズーチーの強烈な芳香が素敵だ。
  先ずは其の儘、何も付けずに頂いてみれば、濃厚なズーチー祭りの様相。
  四種類のズーチーが絶妙に絡み合い、混ざり合い、深いコクを醸し出す。
  塩気も程好く、思わず、座り小便して馬鹿に成ってしまいそう。
  否、もう、疾うに馬鹿だから、後は座り小便だけすれば良いのだが、
  店に迷惑が掛かるので、直前で回避する辺り、育ちの良さが出ている…。
  蜂蜜を塗して頂けば、ズーチーの塩気と相俟って、何たる旨さ。
  西瓜に塩を振り掛ける、あれを逆にした感じだろうか。
  
 最後にゲッティーで〆たいのを、何とか思い留まり、近い内の再訪を誓い、
 麦酒一杯、赤葡萄酒二杯で大人しく帰る小太りの後厄中年…。