…生きる支え、希望の光である三連休も、遂に、到頭、終焉を迎える。
明日からの日常生活を、如何やって生き抜けば良いのか分からない…。
既に、重苦しいサザエさん症候群の所為で、夜は何度も目が覚め、
夢見も悪く、あっと言う間に朝を迎え、気怠さが体内に充満する。
午前中は極めて自堕落に、非生産的に過ごし、十一時に買い物がてら出掛ける。
「道の駅 いちごの里よしみ」に寄る序に、昼御飯は其方方面にする。
八月二日に新規開店したと言う情報を思い出し、現場に急行する。
正午の五分前に到着し、駐車場に停め、いざ参ろう…。
◎「ノンアルコールビール」三五〇円+「つまみ極上メンマ」三五〇円
…店内に入り、先ずは真新しい券売機に対峙し、一通り、食券を購入。
食券を若い店員氏に手渡し、促された席にヨッコイショーイチ。
手酌で麦味炭酸水を注ぎ、一口、グイっと呷れば、冷えていて旨い。
味に関しては、遣る気が無いが…。
麺麻はと言うと、此の手の摘みにしては珍しく、温かい状態で提供される。
程好い太さで、シャキシャキ、ポリポリとした快い歯触りで、味も宜しい。
うん、麺麻は温かい方が断然旨いな。
◎「福岡久留米チャーシュー麺」九八〇円+「替玉」一五〇円
…さて、ラーメンはと言うと、飲料と摘みを発注したので、店員氏が厚意で、
遅らせて出しましょうか?と訊いて呉れたが、手を煩わせたくないので、
一緒で構わない旨を伝え、麦味炭酸水を半分程飲んだ所で配膳される。
濃厚民族なので、迷わず久留米ラーメンに決定。
先ずは、蓮華を手に取り、プースーから啜ろう。
久留米ラーメンと言えば、豚骨ラーメンの元祖とも言われ、濃厚で、
オイニーも強烈と言う認識で、獣臭、家畜臭が馨しい物と思ったが、
此方のは、豚の体臭は抑えており、食べ易く、万人受けする様にしているのか、
口当たりが円やかで、滑らかな舌触りを感じるが、濃度は結構な物で重厚。
表面の油層が其れを物語っており、味に厚味を持たせている。
マー油を少し用いているのか、パンチとコクも感じられる。
麺は、加水率低目の真っ直ぐの細麺で、硬さは訊かれない。
啜ると、モソモソとした食感が何とも心地好く、豚骨ラーメンはこうでないと。
ポキッとした硬めの茹で加減が絶妙で、プースーとも絡んで良い。
途中から、卓上の擂り胡麻、辛子高菜、紅生姜を投入して味わう。
此れぞ、豚骨ラーメンの醍醐味であり、魅力である。
叉焼は肩ロースの物が五枚程入り、ホロホロと解れる軟らかさ。
得てして、此の手の豚骨ラーメンでは、叉焼が薄っぺらくて豚臭く、
具は他に、味付け玉子半個、木耳、浅葱。
此処最近、ずっと胸焼けが続いているにも拘わらず、折角だからと、
一五〇円を取り出し、替え玉をしてしまう辺り、本格的に傷んで来ている…。
替え玉の麺はより一層、ポキポキ、モキモキして、粉の風味が絶妙だ。
「スーパー粉落とし」が対応可能かは分からないが、其れも試してみたい。
最後は豚の養分を漏れ無く飲み干し、プクマンで退店する只のデヴ…。