続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「麺や 盛多」【野田市】

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◆「麺や 盛多」【野田市

 ◎「まぜそば」八五〇円

 …昨日。
  週末の休日が待ち遠しくて仕方が無く、静養したい欲求が絶えず有る。
  金曜日の晩は家で呑み、ヘベのレケで駄目に成ってしまい、
  土曜日の朝は早起き出来る筈も無く、九時過ぎに漸く起き出す始末。
  一先ず、身支度を整え、二ヶ月に一度の高血圧の御医者に掛かる。
  血圧自体は一二二/八〇と安定しているが、胸焼けが酷いと告げ、
  胃酸を抑えるイニシエーションも処方して貰い、さあ、如何しようか。
  家に帰っても寝て終わりだし、少し遠出をしてみよう。
  したらば、数少ない趣味である「ケータイ国盗り合戦」の「夏の陣」、
  千葉県の「将玉泉」の「我孫子市鳥の博物館」、「松戸神社」を攻略しに。
  東京環状から県道八〇号野田岩槻線に入り、昼御飯を摂る事にする。
  御目当ては「ジャンプ」の支店「燕三条背脂蕎麦 中華そば ぎと家」。
  店に着くと、ん!?暖簾が仕舞われ、開いていない様だ。
  如何言う事だと調べてみると、何てこったい、夜だけしか営業していないとは…。
  流石はうっかり八兵衛、相変わらず粗忽者だ。
  すっかり落胆し、行く当てを失い、失意のズンドコ、もとい、どん底に。
  取り敢えず、次の候補を定め、我孫子方面へと走り出す。
  辿り着いたのは野田市で、如何やら、「二郎」系らしく、
  何でも、元は「栄勝軒」と言う店の系列で、「五朗笑店」と名乗っていた様で、
  九月二日に屋号を変えて新装開店したと言う此方へ。
  バーチーのラーメン事情に疎いので、「栄勝軒」とは何ぞやと調べてみると、
  何だ、「茨城大勝軒」系統、「麺屋 こうじ」か…。
  と言う事は、味は「角ふじ」だな。
  まあ、良いかと、店から少し離れた駐車場を探し出して停め、店へと向かう。
  硝子戸を開けて入ると、十三時過ぎだが客は居らず、随分と不安に成る。
  強面の御店主に、傘は傘立てに置く様に指差された後、券売機に向かい合う。
  「燕三条背脂蕎麦 中華そば ぎと家」で「特製あぶらそば」気分だったので、
  「まぜそば」の釦を押っぺし、食券を手渡すと、無料の乗せ物を訊かれる。
  初めてで分からないので、「全部で」とおっかな吃驚御願いしてみる。
  寺島 進の様な威圧感が有るな…。
  出来上がりを待つ間、客が二人訪れ、奥方と思しき女中さんも戻って来たのか、
  御店主と二人切りと言う恐怖からは解放される。
  壁の貼り紙「当店の麺は特性上、茹で時間を大変長く頂いておりますので、
  予め御了承下さい」と言う通り、十五分弱で御店主から丼を受け取る。
  何だろう、丼の中が物凄い事に成っているなと言う印象で、少し怯む…。
  箸を手に取り、先ずは、中央に隠れた卵黄を中心に、全体をざっくりと、
  何時もの様に、混ざり過ぎない様に撹拌するが、丼から零れ出そうだ。
  くちゅくちゅ、にちゃにちゃと淫靡な音を立てつつ混ざり合った所で啜る。
  テレレは結構甘目で、油層が可也分厚く構築されていて、こってりしている。
  此れに、マヨネーズ、粉チーズの円やかさとコクが加わり、
  大量の背脂が更に濃厚さを増幅させ、正に、不健康の極みと言った様相。
  大蒜は粗微塵切りで粒が大きく、噛むと辛味が強く、パンチが効いている。
  そして、「カリカリ」と呼ばれる自家製ベビースターはカリポリ感が強い。
  味も付いていない為、普通の市販の「ベビースター」の方が有難いか。
  件の麺はと言うと、極太で緩い縮れが効いており、茹で時間が掛かると言う通り、
  縄の様な太さで、ワシワシと啜ると、モキっとした食感が感じられる。
  畝っていて、強靭な腰が力強さを感じさせ、噛んで愉しい麺だ。
  豚はと言うと、角煮の様なバラ肉で、味付けは薄目で先ず先ず。
  個人的には、バラ肉は巻いた物の方が好みだが、千差万別なので仕方無い。
  麺を食べ終えると、丼にはテレレと言うかプースーが多く残るが、
  「ジャンクガレッジ」程の量なら兎も角、流石に飲み干す勇気は持てず、
  何とか胸焼け寸前で退店する肥満おぢさん…。