続・ROCK‘N’ROLL退屈男

続・ROCK‘N’ROLL退屈男 B面⇒https://twitter.com/RandR_taikutsu

「定食 山乃家」【蔵前】

イメージ 1

◆「定食 山乃家」【蔵前】

 ◎「スタミナ丼」八〇〇円

 …月曜日。
  つい此の間、昭和が終わったと思ったら、もう、平成も終わるらしい。
  其のお零れを頂戴し、一〇連休と言う恩恵に与っている訳だが。
  一〇連休は嬉しいが、取引先は動いているので、何か起こりやしないか、
  連休明けの山の様な残務の事を考えると、今から心がぞみぞみする。
  まあ、其れが嫌なので、パーソナルなコンピューターを持ち帰ったが…。
  さて、話は遡って月曜日。
  連休前最終週の週明けは、何か旨い物を頂いて、英気を養いたい。
  「らーめん 改」の限定麺「イカ煮干しの味噌つけ麺」が残り六〇食と、
  週末に電子的書簡が配信されて来たので、淡い期待を抱き乍ら、いざ訪店。
  ところがどっこい、何てこったい。
  毎週月曜日は定休日と言うのをすっかり失念しており、閉店ガラガラ…。
  相変わらずのうっかり八兵衛、とんだすっとこどっこいだ。
  踵を返し、他を当たろうと、四月九日以来、二週間振りの此方へ。
  店内に入ると、十四時前と言う事も有り、先客は無く、貸切状態。
  然し、食卓席に堂々と座る厚かましさは無く、止まり木にヨッコイショーイチ。
  予期せぬ訪店なので、何を頂こうかと言う事前準備が出来て居らず、
  献立表と暫し睨めっこをし、此方の一番人気と言う「スタミナ丼」を発注。
  冷水を呷りつつ、週明けの気怠さを癒し、出来上がりをヂッと待つ。
  厨房内からは、おやっさんが揚げ鍋を振る音が聞こえ、腹の虫も喚く。
  一〇分程で、盆に乗せられて丼、小鉢、味噌汁が配膳される。
  写真では分かり辛いが、丼の大きさ、御飯の量と比べると、
  「スタミナ丼」の頭の量が少ない様に感じられ、千切り甘藍で嵩増しされている。
  個人的に、漬物以外の甘藍、蕃茄、胡瓜、萵苣等の生野菜が白米の上に、
  ドンと乗っているのが、何方かと言うと苦手で、些か、怯んでしまう。
  味の付いていない蕃茄や胡瓜は御飯の御数には成らないので…。
  気を取り直して、豚肉と道連れにして、千切り甘藍と御飯を頬張る。
  未だ、テレレが染みて馴染んでいないので、生の食感が強いが、
  大蒜の効いたテレレの味が宜しいので、其れが染みてクタッとすれば大丈夫だ。
  豚肉はこんがりと香ばしく、大蒜のパンチも相俟って、中々に良い。
  拘りの白米は、御店主の魚沼の御親戚から直送される特Aの越光のみとの事。
  御飯が御飯がススムさん。
  然し乍ら、御数っ喰いではない僕でも流石に、頭の量が少ないので苦戦する。
  そんな時は、無料で一個頂ける生玉子を手に取る。
  四回目にして初めて手を伸ばしたが…。
  玉子を割り、醤油を垂らし、「伝説のすた丼屋」風の「すた丼」にしてみる。
  うん、此れなら安心して頂ける。
  勿論、米自体が旨いので、美食家や食通の方々は問題無いのだろうが、
  如何せん、馬鹿舌、貧乏舌なので、生玉子と言うのは大いに助かる。
  小鉢は何時もの若布の和え物、高菜の漬物。
  確りと平らげ、プクマンで退店し、午後の業務へと戻る。