続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「ハンバーグレストラン びっくりドンキー」【北上尾】

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 ◎「ハンバーグ&コロコロステーキ」一三九六円+「チーズ」一五一円
  +「ライス」二〇七円

 …週末の休日も、あっと言う間に過ぎ去ろうとしている。
  土日は一日が十二時間位しか無いのではないかと思う程、短く感じる。
  日曜日とも成ると、朝からどんよりと心身が重苦しく、動く気力さえ無い。
  だらだらと九時前に起き出し、風呂に入って身を清め、
  午前中は極めて自堕落に、非生産的に過ごす。
  とは言え、此の儘、寝て暮らす事に成るので、少しばかり外に出よう。
  菖蒲に在る農業協同組合「JA南彩 菖蒲グリーンセンター」の敷地内に在る、
  「味覚の店 恭屋」の「厚焼きたまご」を購入しに、国道十七号線を北上する。
  昼御飯を途中で済ませようと、彼是と思案する。
  胃腸の塩梅も、処方されたイニシエーションを服用し続けている所為か、
  幾らかは快方に向かっているので、「伝説のステーキ屋」にしてみようかね。
  然し、何てこったい、店外に迄、行列が発生しており、並ぶのは御免蒙るので、
  とっとと退散し、更に菖蒲方向へと北上し、偶には吃驚してみよう。
  とは言え、実際に吃驚した例は無いが…。
  到着し、店内に入り、名前を記入し、五分強で案内され、ヨッコイショーイチ。
  運ばれて来た、無駄に大きい板の献立表を眺めて熟考する。
  勿論、此方では「チーズバーグステーキ」と決まっているのだが、先程、
  ビフテキを頂き損ねた心の傷が有るので、俄かに心が揺らぐ。
  ハンバーグと「コロコロステーキ」なる物が一緒くたに成った此れが良かろう。
  ズーチーは追加で乗せる事にして、単品の白米と共に発注。
  騒がしい店内の喧騒にヂッと耐え、堪え、十五分程で配膳される。
  数ヶ月前、仕事の合間の昼御飯に、池袋で頂いた以来か。
  女中さんがテレレをぶっ掛けて呉れ、手元へと肉塊の御出座し。
  相変わらず、此方のズーチーの乗ったハンバーグは好感が持てるな。
  先ずは、「コロコロステーキ」を、添えられた大根卸のテレレで頂く。
  肉は、品質と安全性に拘った濠太剌利、新西蘭産の牛肉と言う事で、
  脂肪少な目の、成長ホルモン剤を使用していない牛肉と謳われている。
  脂身が少ない分、パサパサ感は否めないが、まあ、こんな具合だろう。
  「特製大根おろしソース」は若干、化学的な味わいが感じられ、矢張り、
  ビフテキのテレレは「宮のたれ」が究極で、其れ以外は有り得ないな…。
  さて、一方のズーチーの乗ったハンバーグ、此れぞ主役だ。
  箸で千切って頬張れば、ハンバーグのテレレの味も宜しく、此れに加え、
  濃厚なチーズが蕩け、濃密に絡み合い、何とも言えない、至福の旨さだ。
  ハンバーグは独自の厳格な安全基準の下、自然に近い環境で育てた牛肉と、
  豚肉の合挽き肉を使用しているとの事で、ふっくらとした軟らかさも有る。
  牛肉は味に定評のある英国系、欧羅巴系の肉牛で、成長ホルモン剤を使わず、
  自然に成長させ、飼料は牧草、干草、青刈り飼料をサイロ等に詰め、
  乳酸発酵させて貯蔵した家畜飼料のみ。
  屠畜、加工場の品質管理の徹底、追跡調査が可能な管理体制を整え、
  牛海綿状脳症発生の可能性が最も低い新西蘭と濠太剌利産が原則と言う。
  豚は生後九〇日以降、出荷迄三ヶ月余りの期間の無投薬飼育が基準と言い、        国内産、墨西哥産、加奈陀産を使用している様だ。
  テレレは和風で、甘味と塩気の均整が取れ、何とも絶妙。
  此れに絡むズーチーは、チェダーチーズを主体に独自開発した特製の配合との事。
  まったりとして濃厚で、御飯が進んで仕方無いが、大盛りにしなかったので、
  如何も配分が悪く、先に白米が無くなってしまう程。
  米は原産地と生産者を指定し、生産者に依る出荷者証明が出来る事を基本とし、
  病気や害虫駆除の為の農薬使用を禁止し、除草剤一回のみを許容し、
  食味Aランク以上が目標と言い、確かに、米は旨い気がする。 
  何だかんだ、ぺろりと平らげ、矢張り、「チーズバーグ」さえ有れば良いな…。