続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「ハンバーグ 康」【丹荘】

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◆「ハンバーグ 康」【丹荘

 ◎「ハンバーグと竜田揚げ(2コ)」八九〇円+「ご飯・みそ汁セット」一〇〇円

 …昨日。
  今週は大きく凹み、奈落の底に転落し、傷だらけで週末の休日を迎える。
  熟睡も出来なかったので、休日は家で寝て居たい欲求も大いに有るのだが、
  此処は一つ、気分転換も兼ねて、自然に囲まれに行こうと思い立つ。
  僕の数少ない趣味の一つである「ケータイ国盗り合戦」の「鷹狩り」で、
  「岩上神社」、「城峯公園」を攻略すれば、埼玉県の二一四空を制覇出来るので、
  旧・神泉村の城峯公園に冬桜を見に行こうと、九時に出立する。
  東京環状、国道二五四号線、国道一四〇号線を経由して長瀞へと出て、
  県道十三号前橋長瀞線に入り、山道を抜け、群馬県の鬼石に出て、
  国道四六二号線・十石峠街道から、下久保ダムを渡って辿り着く。
  天気が良く、展望台からは色付く山々の赤や黄色、ダムの湖面の青が鮮やかだ。
  正午を過ぎ、昼御飯を食べようと山を下り、目星を付けた場所へと向かう。
  文明の利器・携帯電話で検索すれば、ハンバーグが人気の洋食店が在ると言う。
  神川町丹荘の此方へ四〇分程で到着し、いざ入店。
  カランコロンカランと扉を開けて中に入ると、マスクで鼻と口元は見えないが、
  其れはまあ美しい女性店員氏が、カウンター席へと促して呉れる。
  厨房内を見遣れば、あら吃驚。
  更にもう一人、若く美しい、マスクの女性店員氏が居り、言っちゃ何だが、
  如何してこんな所に!?と、恐るべし丹荘
  美人店員氏二人に、「此の丹荘早漏野郎!」と口汚く罵られたい。
  「短小」違いだった事、取り乱した事を御詫び申し上げます…。
  さて、馬鹿は兎も角、ヨッコイショーイチし、献立表を眺めよう。
  屋号に冠されたハンバーグは勿論、チキンカツ、生姜焼き、豚カツ、
  オムライス、海老フライ、帆立フライ等々、蠱惑的な物ばかりが揃っている。
  熟考し、悩んだ結果、欲張ってハンバーグと唐揚げを頂きたいので、
  「ハンバーグと竜田揚げ(2コ)」にし、此れに御飯と味噌汁を付けてみる。
  此れを美人店員氏に、冷めた仕草で熱く見乍ら発注を済ませる。
  厨房内は御店主と思しき年配のおやっさん、若い男性店員氏も居る四人体制で、
  サーカスと同じ編成で、男性陣にしたら楽園だろうな…。
  時間潰しに新聞を読めば、「日露戰争開戰」、「大本営発表」なんて文字は無い。
  地元では人気の様で、持ち帰りの弁当もやっているので忙しく、
  十五分程で美人店員氏が、発注した肉塊を持って来て呉れる。
  僕の棒状の肉も元気な様だ…。
  先ずは、余計な生野菜を遣っ付けてから、本丸に攻め込もう。
  ハンバーグは箸で容易く千切れ、一口大にして頬張る。
  ふわっとして軟らかく、重さは丸で無く、滑らかな口当たりで絶妙だ。
  あっさりとしつつも、上品な肉肉しさが有り、手捏ねの為せる業か。
  飲めるハンバーグと言って良いな。
  牛肉一〇割で、隣の肉店から仕入れをして、高品質な肉が入るからか、
  二〇一二年には埼玉県のハンバーグ上位一〇〇に於いて一位に選ばれたとか。
  茶色いテレレは、腕白の大好きな味で、此れは堪らん。
  一方の竜田揚げはと言うと、こんがりと狐色に揚がり、此れが二個。
  鶏肉も仕入れが楽なのか、ぷりっとした張りと弾力の有る瑞々しい肉質。
  サクッとした食感で、味付けはほんのり甘味が有り、確りと漬け込まれている。
  いやはや、唐揚げとは違った上品さが有り、身体が麦酒を欲する…。
  其の代わりに、御飯を掻っ込んで満足する。
  卓上の「康の塩」なる物を振り掛けて頂けば、此の塩気が旨味と変化する。
  内蒙古の塩を元に、調理用の塩を混ぜ合わせたと言い、合法ハーブも含んでいる。
  味噌汁は赤出汁で、具は豆腐と若布。
  味も雰囲気も女店員氏も、全てに於いて質が高く、都内でも通用するだろうな。

~御負け~
城峯公園展望台からの下久保ダム
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風に吹かれて降り注ぐ葉っぱ。
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色付いた紅葉が鮮やか。
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