続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「東池袋大勝軒 南池袋店」【池袋】

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◆「東池袋大勝軒 南池袋店」【池袋】

 ◎「もりそば」八〇〇円+「生玉子」五〇円

 …月曜日。
  師走に入り、伴天連正月や年末年始が控えているにも拘わらず、全く以って、
  年末と言う雰囲気も無く、淡々と粛々と、日々を送っている感じ。
  其りゃ、十二月と言うのに夏日じゃ、師走もへったくれも無いわね。
  満員電車に乗れば汗だくで、もっと冷房を効かせないと耐えられない。
  もう外套を着込み、襟巻、手袋をしている人を見るだけで汗ばんで来る。
  そんなに寒かないだろうよ…。
  さて、話は遡って月曜日。
  週明けの月曜日の朝は地獄の苦しみで、吐き気を催し、嘔吐いて泣いている。
  喉から血が出るのではないかと思う程に嘔吐いているので…。
  そんな調子で一週間を迎え、週次業務を熟し、残務を片付ける。
  昼御飯は、一週間を乗り切る景気付けに、何か頑張れそうな物を頂きたい。
  毎度の「塩そば専門店 桑ばら」の「裏そば」を検索してみると、
  「アサリ出汁バター醤油そば」と言い、牡蠣だったら急行するのだが。
  此れと言って思い付かない儘、呆け老人の様に当て所無く街を徘徊する。
  気付けば、定休日で巻き上げ戸が下りている「ラーメン二郎 池袋東口店」。
  そんなに身体が欲しているのか…。
  仕方無くと言っては何だが、並びの此方に、二〇一五年十二月二十八日以来、
  二年十一ヶ月半振りに厄介に成る事に決め、木戸を開けて店内に入る。
  十四時と遅い所為か、店内は客と従業員の数が同じと言う状況。
  先ずは券売機で食券を購入するが、最近は「滝野川大勝軒」でもそうだが、
  「東池袋大勝軒」系列では「もりそば」ではなく「ラーメン」を頂くのが専ら。
  前回も「ラーメン」だったが、今回は何と無く、甘酸っぱさを求めている。
  「もりそば」の釦を押っぺし、序に「生玉子」もポチっとな。
  店内中程のカウンター席にヨッコイショーイチし、食券を提示する。
  厨房内は男性四人体制で、玉川カルテットと同じ編成。
  昼間の混雑が落ち着いたのか、餃子の仕込みに余念が無い様だ。
  冷水を呷り、一週間が始まってしまった事を思い悩み乍らヂッと待つ。
  一〇分前後での御出座しだが、麺が以前よりも細くなった気がするが、
  人の記憶なんて当てに成らないので、気の所為、幻覚の類だろう…。
  別皿の生玉子をつけ汁に投入し、さあ、麺を手繰り、浸して啜ろう。
  「滝野川大勝軒」の様な濃厚で強烈な衝撃は無いが、サラッとして粘性は無く、
  程好い甘酸っぱさが心地好く、甘ったるさや、噎せる様な酸味ではない。
  「東池袋大勝軒」のプースーと言えば、拳骨、豚足、鶏が基本で、
  其処に挽き肉の旨味と甘味が混ぜ合わされ、更に煮干、鯖節、魚粉を加え、
  魚の風味とコクが確りと活きた豊かな味を創り出すと言う謳い文句。
  此方のプースーは、「本店」同様にあっさり、さっぱりとした部類。
  麺はと言うと、毎朝、其の日の為だけに作る自家製麺と言い、
  多加水卵中太麺を謳うが、前述の通り、系列の中では細目の印象。
  水切りに甘さは有るものの、腰も程好く有り、喉越しも良い。
  具の叉焼は、赤身の部位のむっちりとした食感で、パサつきは無く、中々だ。
  具は他に麺麻、海苔、鳴門、葱。
  麺を平らげたら、つけ汁を飲みつつ、生玉子を口内に含んで割れば、
  甘酸っぱい魚介豚骨のつけ汁と、黄身の円やかさが相俟って最高に旨い。
  玉子は矢張り、人を幸せに出来る、最安値の食材だ。
  此れでちったぁ、一週間頑張れるかしら…。