続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「煮干中華そば のじじR」【本所吾妻橋】

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 ◎「煮干中華そば HARD(裏)」八〇〇円

 …昨日。
  十九時台に帰って来られたのは、一体、何時振りだろうか。
  通勤時間が掛かる様に成ってからは初めてではなかろうか。
  池袋だったら、十八時過ぎに上がったら、十九時過ぎには帰宅出来るが、
  今は、二〇時前に帰って来るのがやっと。
  とは言え、寝る迄の時間が長いと言うのは、実に有意義だ。
  然りとて、此の老い先短い駄ブログを更新する位しか、する事は無いのだが…。
  さて、話は遡って火曜日。
  此の日は前日と打って変わって天気も良く、狙っていた火曜日。
  十二時半過ぎに外に出て、駒形橋を渡ってカムサハムニダ、スミダ区へと脱北。
  東京晴空塔を目指してずんずん進み、先週月曜日以来、八日振りの訪店。
  前回の初訪店で行き成り、「煮干中華そば EX-HARD」と言う、
  不定期で提供の献立に巡り会う幸運で、次回は火曜日限定の献立を頂こうと、
  狙いを定めて二週連続、二度目の訪問を果たす。
  扉を開けて中に入れば、良し、空席は有り、券売機を凝視する。
  「HARD(裏)」の釦を発見し、興奮してしまう。
  「ハードな裏」と言うと、激しくて無修正の桃色映像と勘違いしそうだが、
  ちゃんと頭に「煮干中華そば」を付けないと駄目だな…。
  良し、ちゃんと販売中の様で、そそくさと食券を購入し、女中さんに手渡す。
  奥の止まり木へとヨッコイショーイチし、冷水を注いで、ヂッと待とう。
  店内は相変わらず、深呼吸をするだけで痛風を発症しそうな煮干し臭が充満。
  此の馨しい芳香を、思いっ切り肺に一杯満たしたい…。
  そして、五分と掛からずに、瀟灑な口が然程広くない、底の深い丼の御出座し。
  色味は「EX-HARD」より気持ちロイクーな感じだろうか。
  先ずは蓮華を手に取り、矢も楯も堪らず、プースーから啜る。
  前回の「EX-HARD」はと言うと、動物系の素材を使用せず、
  数種類の煮干しのみで炊き出したと言い、煮干しの旨味が堪能出来ると言い、
  通常の「EASY」、「NORMAL」、「HARD」のプースーは、
  丸鶏と豚骨の動物系と、煮干しが主体の魚介系出汁の合わせ技と言い、
  此の「HARD(裏)」は、「HARD」の二番出汁に追い煮干しをし、
  煮詰めた物との事で、煮干しの苦味や蘞味が多少有ると謳っている。
  仄かな酸味と、煮干し特有のほろ苦さが心地好く、「EX-HARD」よりも、
  ガツンと来て、より煮干しらしい味わいを感じられる気がする。
  白湯+煮干しの洋灰色をした粘度の高いプースーも濃厚で良いのだが、
  此方の様な清湯+煮干しのサラッとして粘度は低いが、強烈パンチのも好きだ。
  塩気も程好く、塩辛いだけの煮干したっぷりの物とは訳が違う。
  麺は「菅野製麺所」の物と言い、低加水のモソッとした真っ直ぐな麺。
  噛むとバツっと千切れ、矢張り、此の手の麺は大好きだ。
  粉の風味も感じられ、ツルツルした麺より好みで、啜り心地も素敵だ。
  いやはや、参ってしまうね。
  具の叉焼はバラ肉の煮豚で、むっちりとした弾力と食感が良い。
  ともすると、豚臭さが出てしまいそうな感じだが、臭味消しで生姜が効いている。
  麺麻は賽の目に切られており、前回頂いて、歯触りと筍の風味が良かったので、
  五〇円増しの「メンマUP」も考えたが、グッと我慢…。
  シャキシャキと瑞々しく、若い筍の様な味わいを感じられる。
  定番の刻み玉葱のショリショリした食感、辛味と甘味も合い、白髪葱も良い。
  「1UP(半替え玉)」五〇円、「CONTINUE(追い玉)」二〇〇円と、
  大いに惹かれ、悩んだが、心を鬼にして、此れも又、グッと我慢。
  最後はプースーを残らず飲み干し、満喫して、再度、川を渡る金正恩体型…。