続・ROCK‘N’ROLL退屈男

続・ROCK‘N’ROLL退屈男 B面⇒https://twitter.com/RandR_taikutsu

「長浜ナンバーワン」【祇園】

 
 …金曜日。
  五月二日から博多を訪れ、此の日が二日目にして中日。
  折角、未踏の地・福岡県へ来たのだから、序とばかりに、もう一県、
  足を踏み入れようと、朝から福岡市地下鉄空港線筑肥線を乗り継ぎ、
  S・A・G・A佐賀は、唐津へと足を伸ばし、唐津城を見物。
  正午も過ぎたので、唐津で食事をしても良かったのだが、目星が付かずに断念。
  其の儘、博多どんたくの始まった福岡市内へと戻る。
  福岡市地下鉄空港線祇園駅で下車し、一路、此方を目指す…。
 
イメージ 5
 
 
 ◎「瓶ビール(中)」五五〇円
 …十四時前だが、店頭には数名の待ちが発生しており、一〇分程、暫し待機。
  相席で良ければ、食卓席が空いていると言うので、時間も勿体無いので、
  先客の御家族に断りを入れて謝り、歩き疲れてヨッコイショーイチ。
  透かさず、ルービーとラーメンを発注し、先ずは手酌で昼間っから飲る。
  季節はすっかり真夏で、鼻から椰子の木が生え始めそうな勢い。
  暑気払いと、博多どんたくに乾杯して、グイっと呷る。
  博多っ子ではないが、埼玉っ子だが純情だ…。
 
イメージ 4
 
 
 ◎「スペシャルラーメン」一〇〇〇円+「替玉」一二〇円
 …麦酒を一頻り呷っていると、半分を過ぎた辺りでラーメンの御出座し。
  最初で最後と成るかも知れないので、折角なので、全部が入った豪華版を発注。
  此の前日、博多駅十二時二十四分に到着して、最初の昼御飯にと、
  博多駅と直結している商業施設「デイトス」内に在る「博多めん街道」の中、
  「博多デイトス店」に行こうと試みるも、土地勘の無い観光客が考える事は同じ。
  駅に近く、何でも揃う此の手の施設に殺到するのは当然で、とんでもない混雑。
  待ちを検討する事は微塵も無く、潔く諦めた経緯が有ったので復讐…。
  抑々、何故、数在るラーメン店の中から此方を選択したのかと言えば、
  かの「なんでんかんでん」のマネーの虎が修行したと言うのが、此方の屋台。
  そんな情報を元に、此のラーメンをじっくりと味わおう。
  先ずは蓮華を手に取り、プースーから啜ろう。
  東京でさんざっぱら、「よかろうもん」や「博多長浜らーめん 田中商店」、
  「博多長浜らーめん ぼたん」等、獣臭、家畜臭満載のラーメンを頂いて来たが、
  随分とあっさり、さっぱりとしていて、諄さや臭味は丸で無い。
  尤も、久留米ラーメンではないので、呑んだ後でもサラッと頂ける味わい。
  一九七一年に屋台で創業し、其の当時からの味を受け継いだと言うプースーは、
  国産豚の豚骨のみを使用し、丁寧な下処理で臭味を消していると言い、
  火力や時間の調整に依り絞り出し、癖の無い円やかな味と謳う通り、
  ややとろみが感じられる割りには、あっさり味。
  茹で加減を普通で御願いした麺は極細麺で、軟らか目の印象。
  此の細麺は元来、魚市場の競りの合間に遣って来る労働者を待たせないよう、
  麺の茹で時間を短くする為に生まれたと言う。
  中盤、卓上の紅生姜を投入。
  全部乗せの具はと言うと、叉焼は五切れ入り、長浜ラーメン特有の薄切りで、
  ハムの様な感じの赤身の部位が殆どの物で、肉肉しさが感じられる。
  「煮玉子(半熟味玉子)」は黄身がねっとりとして秀逸。
  雲呑は餡が少ない、皮が主体の物で、チュルンとして粉物の旨さが有る。
  他には辛子高菜、葱。
  御約束で替え玉を「ばりかた」で発注し、卓上のラーメンたれを投入して頂く。
  「スーパー粉落とし」が好みだが、此れでも十分に堪能。
  最後はプースーを飲み干し、豚骨の髄液も摂取して退店。
 
~御負け~
イメージ 1
 
 
唐津城から虹ノ松原方面を臨む。
イメージ 2
 
 
唐津湾には三艘以上でもヨットが複数浮かぶ。
イメージ 3