続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「名物とんかつの店 豚珍館」【吉野原】

 
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◆「名物とんかつの店 豚珍館」【吉野原】
 
 ◎「ロースかつ 海老フライ定食」一七二八円
 
 …希望の一縷の望みの週末の休日も、もう日曜日だ。
  明日からの一週間、果たして、平穏無事に過ごせるか、其の自信が無い。
  何も起こらないで呉れと、体育座りをし、膝を甘噛みし、すんすん泣き乍ら、
  只、祈るだけの日曜日、皆様は如何御過ごしだろうか…。
  昨晩は久し振りに呑んだ所為か、快眠と言う感じではなく、寝起きはぐったり。
  八時半に何とか起き出し、風呂に入って身を清め、午前中は極めて自堕落に、
  非生産的に過ごし、十二時半を廻り、やっとこさっとこ動き出す。
  買い物がてら、昼御飯を済ませようと言う寸法。
  何が良いか思案した結果、何と無くの気分で豚カツが良かろうと。
  偶に、無性に食べたくなる。
  向かった先は、昨年八月十九日以来、一年九ヶ月振りの此方へ。
  十三時に到着し、店内に入り、先客は一組のみで、すんなりヨッコイショーイチ。
  何を頂こうか考えるも、今回は昼時の献立表が無く、「夜のメニュー」のみ。
  何だか、「夜の」とか、「大人の」と頭に付くと、何だか卑猥だな…。
  興奮する暇も無く、献立表を眺め、即決する。
  前々回、「ひれかつと大海老フライ定食」を頂いたが、「ひれかつ」ではなく、
  「ロースかつ」だったら良いなと思っていたが、其れが有るじゃないか。
  発注を済ませ、冷水を呷り、出来上がりをヂッと待とう。
  迫り来る休日の終焉に怯え、心細さに震え、十五分後、揚げ物が配膳される。
  おおっ、海老は立派な髭を蓄え、大振りで、存在感も半端では無い。
  先ずは、擂り鉢の胡麻を擂り粉木で粉砕し、香りが立ったらソースを投入。
  ロースカツから頂こう。
  端っこの部位から摘み、練り辛子を塗し、胡麻ソースをたっぷり付けて頬張る。
  シャオっと言う軽い揚がりの歯触りで、豚肉の厚味こそ無いが、
  脂身の甘味、旨味がじんわりと広がり、豚肉の良さを実感。
  矢張り、豚の脂身を我慢して迄、長生きはしたくない…。
  赤身の部位もしっとりとして、程好い噛み応えで、さっぱりとして良い。
  そして、海老フライには檸檬を搾り、添えられたタルタルソースをたっぷり付け、
  頭からヴァリヴァリと、口内が血だらけに成る勢いで噛り付けば、
  加爾叟謨を補給し、身はブリッとして、甲殻類らしい食感が頼もしい。
  御飯を頬張り、豚汁で押し流せば、腕白の極みだ。
  最近は少食だが、確りと御飯を御替わりし、デヴ症に逆戻りしてみる。
  嗚呼、日曜日も日が暮れようとしている…。