続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「宮原元気酒場 もつ焼 エビちゃん別館」【宮原】

◆「宮原元気酒場 もつ焼 エビちゃん別館」【宮原】

 …昨晩。
  三連休だからと言って、別段、退っ引きならない愉しみな用事が有る訳も無く、
  只、労働しなくて良いと言う其れだけが嬉しいのだが、世間様は活動的に、
  彼方此方に出掛け、あんな事やこんな事をして、嘸かし充実しているのだろう。
  こちとら昨日は、十六時に自動車を点検に出しに行き、十八時に帰り、
  薄ぼんやりと、蜉蝣の様にゆらゆらし乍ら、「モヤモヤさまぁ~ず2」を観、
  気付けば時刻は二〇時前で、好い加減、晩御飯は如何しようかと考える。
  独りで店屋物のザーピーでも良いのだが、池中玄太の体重を超過しそうなので、
  少し歩いて、肉刺し的な物を頂こうと、重たい腰を擡げて動き出す。
  運が悪い事に、此の日は宮原は祭りで、有象無象が佃煮にする程に湧き、
  胸糞悪く成るのが目に見えているが、大宮の街に電車で出る気力も無く、
  万止むを得ず、耐え難きを耐え、忍び難きを忍んで出掛ける…。

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 ◎「ホッピーセット(白)」五〇〇円
 …案の定の人混みで、邪魔臭い有象無象を掻き分け、何とか辿り着く。
  店内は糞餓鬼を連れた儘に酒を呷る、御里が知れる連中で賑わっている。
  止まり木が占領されて空きが無いので、二人掛けの食卓席に通される。
  直ぐに発注を済ませるが、其れにしても、店内は糞餓鬼が騒いで動物園の様。
  そんな珍獣を窘める訳でもなく、酒をかっ喰らう駄目親の面々。
  酒を提供する店、然も、煙草の煙が充満する場所に糞餓鬼を連れて来るとは、
  一体、どんな神経をした親なのかと一瞥すると、何て事は無い、
  糞餓鬼の隣で、手前が鼻から煙を出して煙草を吸っていた…。
  大宮が民度が低いのは否めないが、此の国はもう終わっている。
  良くない親が育てると、何十年後かに良くない大人が出来上がるのが明白だ。

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 ◎「タン刺し」五五〇円+「レバ刺し」四八〇円
 …店内の喧騒に眉を顰め、携帯電話を弄って意識を逸らして酒を呷る。
  そして、華金に「大宮酒場 もつ焼きエビス参」でも散々頂いた肉刺し的な物。
  う~ん、矢張り、一目見て、「大宮酒場 もつ焼きエビス参」の出来とは違う。
  臓物は同じ物を使用していようから、仕込む人の技術に因る所が大きいのか。
  「レバ刺し」はまあ、百歩譲って良しとしても、「タン刺し」は雲泥の差。
  あの、舌に吸い付く様なしっとり感と、ずっと噛んで居たい食感は、
  「大宮酒場」でないと駄目だと言うのが証明された。

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 ◎「若どり唐揚げ」五二〇円
 …店内に糞餓鬼が多い所為で、不良主婦連中は口々に、「子供が多く居るから、
  罪悪感が無い」と宣っており、こんな駄目な世の中に成ったのは、
  そう言う母親が母として堕落したからで、勿論悪いのは、そうさせた夫達だ。
  餓鬼に気に入られようと、頑固爺や業突く婆が居なくなった事が、
  世間の秩序を乱したと言って良いだろうと、考え乍ら、摘みを発注。
  既にホッピーは四杯目も終わろうとしているので、初めて頂く鶏の唐揚げで。
  初めてで分からないので、店長氏に蛋黄酱付きで御願いをすると、
  大盛りで良いですか?と訊かれ、何だか分からないが、はいと答える。
  其の結果、出て来たのが此の大量の蛋黄酱。
  家庭用の容器に入った物の半分は有ろうかと言う量に、物には限度が有ろう…。
  唐揚げは及第点で、蛋黄酱をたっぷり塗して齧れば、蛋黄酱の味しかしない。
  だから今朝、胸焼け気味だったのか…。

 ホッピーを六杯頂き、小雨が降り出す中を、〆ずに真っ直ぐ帰宅するポンコツ…。